四聖種(読み)ししょうしゅ

精選版 日本国語大辞典 「四聖種」の意味・読み・例文・類語

し‐しょうしゅ‥シャウシュ【四聖種】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 聖者になるための種である四つの行為衣服飲食臥具の三つに対しては得られただけで満足し、第四には貪欲を断ち、悟りの道を修めることを楽しむこと。ししょう。
    1. [初出の実例]「可永断四聖種阿鼻底」(出典:日蓮遺文‐守護国家論(1259))
    2. [その他の文献]〔倶舎論‐二二〕
  3. 衣・食・住・薬の四つに対して執着を捨てる四依のこと。〔大乗義章‐一一・四聖種義両門分別〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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