デジタル大辞泉 「四肢末梢優位」の意味・読み・例文・類語 ししまっしょう‐ゆうい〔シシマツセウイウヰ〕【四肢末×梢優位】 神経の障害などの症状が、主に手足の末端付近に強く表れ、胴体部位に近づくにつれて弱くなっている状態。広範囲で末梢神経が侵された場合などに生じる感覚障害の表れ方で、左右対称性を伴うことが多い。触覚・痛覚・温度覚などの異常や、痙攣けいれん・筋萎縮きんいしゅく・麻痺まひなど運動機能の低下・喪失が四肢の末端部位に強く生じる。感染症や糖尿病、薬物使用などのほか、水銀や鉛など有毒物質による人体汚染が発症起因となる。水銀汚染による水俣病患者認定における症状の一つとされる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例