回遠(読み)まわりどお

精選版 日本国語大辞典 「回遠」の意味・読み・例文・類語

まわり‐どおまはりどほ【回遠】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 遠回りであるさま。
    1. [初出の実例]「茶屋が桟橋とんと沙汰して、回(マワ)り遠(ドホ)此処からあげまする」(出典たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉一)
  3. まわりくどいさま。
    1. [初出の実例]「まはりどをな箱屋のおやぢ、風のふくをよろこび」(出典:咄本・絵本軽口福笑(1768))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「回遠」の読み・字形・画数・意味

【回遠】かいえん(くわいゑん)

道が曲がりくねって遠い。〔漢書、食貨志下〕當時、渭(水)の漕の回なるが爲に、鑿漕直渠、長安より陰に至り、方も亦た渠を(うが)つ。~作る人。

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