デジタル大辞泉 「因りて」の意味・読み・例文・類語 より‐て【因りて/▽依りて/×仍りて】 [接]それだから。したがって。よって。「田崎来きたり見舞いぬ。武男は―母の近況を知り」〈蘆花・不如帰〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「因りて」の意味・読み・例文・類語 より‐て【因て・依て・仍て】 〘 接続詞 〙 =よって(因━)[初出の実例]「伝教大師はわがたつ杣(そま)のことばをのこせり。よりて世々のみかどもこのみちをばすて給はざるをや」(出典:千載和歌集(1187)序)「他力をたのみたてまつる悪人、もとも往生の正因なり。よりて善人だにこそ往生すれ」(出典:歎異抄(13C後)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例