因果関係の知覚(読み)いんがかんけいのちかく(その他表記)perception of causality

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「因果関係の知覚」の意味・わかりやすい解説

因果関係の知覚
いんがかんけいのちかく
perception of causality

2つの事象の間の因果関係を知覚すること。因果関係は推論によって間接的にしかとらえることはできないとする D.ヒュームらの考えに反対して,A.ミショットは2つの小図形の動きを観察する事態で,「一方の動きが他方に起因する」という因果的な印象が直接得られることを実験的に明らかにした (1954) 。たとえば,「一方が他方を押す」とか,「導いていく」とか,「突飛ばす」とかいった印象が条件の設定いかんによって現れるという。この成果に基づいて,事象間の因果性の現象を直接把握することが一般に可能であると考えられるようになった。

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