普及版 字通 「囹」の読み・字形・画数・意味
囹
8画
[字訓] ひとや
[説文解字]
[字形] 形声
声符は令(れい)。令は人が坐して神意を伺う形。〔説文〕六下に「獄なり」とあり、獄舎を囹圄(れいぎよ)・囹圉(れいぎよ)という。吾は祝の器((さい))を(まも)る意。幸は手械(てかせ)の象。いずれも呪禁や罪戻の意をもつ字である。古くは罪戻(ざいれい)は神に対するものとされ、囹圄は聖所に附設されることが多かった。それで罪人は、多く神の徒隷とされた。
[訓義]
1. ひとや、ろう、ろうや。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕囹圄 ヒトヤ
[熟語]
囹圉▶・囹圄▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報