囹圄(読み)レイゴ

精選版 日本国語大辞典 「囹圄」の意味・読み・例文・類語

れい‐ぎょ【囹圄・囹圉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぎょ」は「圄」「圉」の漢音 ) 罪人を捕えて、閉じこめておく所。ひとや。牢屋(ろうや)。れいご。
    1. [初出の実例]「而尊氏奸仮宿意於公議外、奉尊体於囹圄(レイギョ)」(出典太平記(14C後)一四)
    2. [その他の文献]〔管子‐五輔〕

れい‐ご【囹圄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は「圄」の呉音 ) =れいぎょ(囹圄)
    1. [初出の実例]「在囹圄幽」(出典:勝鬘経義疏(611)十大受章)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「囹圄」の読み・字形・画数・意味

【囹圄】れいぎよ・れいご

ひとや。〔礼記月令〕(仲春の月)司に命じて、囹圄を省き、桎梏(しつこく)を去り、肆掠(しりやく)すること毋(な)く、獄を止めしむ。

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