固定主義(読み)こていしゅぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「固定主義」の意味・わかりやすい解説

固定主義
こていしゅぎ

破産手続において,破産財団範囲破産宣告時を標準として決定する方法膨張主義と対立する。固定主義を採用した場合には,破産宣告後に破産者が取得した財産は,破産財団に吸収されず,破産者が自由に処分できるものとなる。日本法律は,固定主義を採用している (破産法6) 。固定主義は破産免責制度とともに,債務者 (破産者) の再起更生に資する制度として破産法を支える有用なものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む