国下村(読み)こくがむら

日本歴史地名大系 「国下村」の解説

国下村
こくがむら

[現在地名]七尾市国下町

石動せきどう山系の麓から邑知おうち地溝帯に向かう傾斜地、八幡やわた村の南東にあたる。捨越すてこし(笠師川)が流れ、垣内羽土はづち浦出うらでがある。村名に国衙の字をあてることから、古代国衙の所在地かとするが(鹿島郡誌)、不詳。享保一六年(一七三一)書写の気多本宮記(同書)に載せる天文元年(一五三二)八月の国衙村指出によると、当村から国分寺に畠山氏寄進分として毎年米一石を進納していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android