精選版 日本国語大辞典 「国屋敷」の意味・読み・例文・類語 くに‐やしき【国屋敷】 〘 名詞 〙① 江戸時代、大名の自分の領地にある屋敷。国屋形(くにやかた)。[初出の実例]「又二つには書き置きを、国屋敷(クニヤシキ)へ持参なし、兄の汚名を雪(すす)ぎくれ」(出典:歌舞伎・八幡祭小望月賑(縮屋新助)(1860)三幕)② 江戸にいる地方の人が、自分の領主の江戸での屋敷をいう。[初出の実例]「八町堀なる松平越中守さまは、国屋敷にておはしますなり」(出典:随筆・兎園小説(1825)八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例