持参(読み)ジサン

精選版 日本国語大辞典 「持参」の意味・読み・例文・類語

じ‐さんヂ‥【持参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 金品を持って行くこと、または、持って来ること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「両日於宇治小松殿見参〈略〉入柳筥持参之様覚候」(出典中外抄(1137‐54)久安四年八月二四日二五日)
    2. 「長閑けさはけふ来る春の持参哉〈安都〉」(出典:俳諧・毛吹草追加(1647)上)
  3. じさんきん(持参金)」の略。
    1. [初出の実例]「すみませぬ・持参もどしてさり給へ」(出典:雑俳・削かけ(1713))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む