兎園小説(読み)トエンショウセツ

デジタル大辞泉の解説

とえんしょうせつ〔トヱンセウセツ〕【兎園小説】

江戸後期の随筆集。曲亭馬琴ら編。12巻、他に外集・別集・余録など9巻がある。文政8年(1825)成立。兎園会の記録や考証を集録したもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

とえんしょうせつ【兎園小説】

江戸後期の随筆。編者は滝沢解(曲亭馬琴)。1825年(文政8)成立。同年,滝沢解,山崎美成を主導者として,屋代弘賢,関思亮,西原好和ら計12名の好事家によって,江戸の巷説奇聞,諸国の奇談珍説を持ち寄る〈兎園会〉と称する寄合いが持たれた。その全記録総計300話に近い奇談が,提供者の名をいちいち記して書きとめられている。江戸時代の人々の生活を知るための貴重な情報が多い。【高田 衛】

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世界大百科事典内の兎園小説の言及

【大酒大食会】より

…飲酒食事の量を競う飲みくらべ,食べくらべの催し。飲みくらべは闘飲,酒戦と呼び,食べくらべは闘食ともいう。いずれも平穏無事な社会の産物というべき遊びであるが,歴史的に最も古く,かつ著名なのは,911年(延喜11)6月15日,宇多法皇が催した亭子(ていじ)院での闘飲で,その日の様子を記録した紀長谷雄(きのはせお)の〈亭子院賜飲記〉が《本朝文粋(ほんちようもんずい)》に収められている。その後は長らくこうした記録は見られなくなるが,江戸時代に入ると盛んに行われるようになった。…

※「兎園小説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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