国府城跡(読み)こうじようあと

日本歴史地名大系 「国府城跡」の解説

国府城跡
こうじようあと

[現在地名]鈴鹿市国府町 長ノ城

鈴鹿川南岸の河岸段丘が平たく突出した東西四〇〇メートル、南北三〇〇メートルの台地上にあり、西・北・東の水田とは一〇―一二メートルの比高のある平山城。北方から三条の堀が入込み、うち中の堀は長さ一〇〇メートルに近い。北辺には東西に走る浅い堀と土塁があり、南方の袋の口のような部分にも堀がある。地名ちようしろは律令時代国衙の庁のあった地に築城されたからであるといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android