国森古墳(読み)くにもりこふん

日本歴史地名大系 「国森古墳」の解説

国森古墳
くにもりこふん

[現在地名]田布施町大字川西 大力

県の南東部、平生ひらお湾に注ぐ田布施川下流域の田布施丘陵の一画に位置する。標高四二メートル、丘陵先端部に立地。方形墳丘の一辺に不整形の張出をもつ四世紀初頭の県下最古の古墳である。方形の一辺は約三〇メートル弱、高さ四メートル。部分的に周濠が残り、葺石があるが埴輪はない。内部主体は、二段掘りの長大な墓壙の中に、長さ四メートルを超える木棺を直葬する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android