日本歴史地名大系 「国津意加美神社」の解説 国津意加美神社くにつおかみじんじや 長崎県:壱岐郡郷ノ浦町武生水村国津意加美神社[現在地名]郷ノ浦町本村触古若(こにやく)に鎮座。古くは妙見宮と称した。旧村社。祭神は素戔嗚尊・大己貴命・稲田姫命であるが、一説に雨をつかさどる闇神を祀るともいう。朝鮮半島より帰った素戔嗚尊が郷ノ浦江上(えがみ)に宮を建立したのが始まりという所伝があり、仁寿元年(八五一)神階が正六位上になったという。「延喜式」神名帳の石田(いしだ)郡一二座の一つ「国津意加美(クニツイカミノ)神社」に比定される。江戸時代妙見宮と号していたが、延宝四年(一六七六)の橘三喜(平戸の神学者)の考証に従って国津意加美神社と改称(壱岐国史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by