国連貿易開発会議(UNCTAD)(英語表記)United Nations Conference on Trade and Development

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

国連貿易開発会議(UNCTAD)(こくれんぼうえきかいはつかいぎ)
United Nations Conference on Trade and Development

開発と貿易をはじめ,資金,技術,投資および持続可能な開発などの南北問題を総合的に扱う国連機関。もとは,先進国に有利な自由貿易体制をめざすガットに対して,貿易と開発に関する会議が必要との開発途上国の強い要望に応えて1964年3月に開催された貿易会議であったが,同年12月国連総会は同会議の勧告にもとづいて,総会直属の常設機関とした。2006年現在で192カ国が加盟しており,本部事務局はスイスジュネーヴにある。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android