ジュネーヴ(その他表記)Genève[フランス],Geneva[英]

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ジュネーヴ」の解説

ジュネーヴ
Genève[フランス],Geneva[英]

スイスの南西部にある州および都市の名。州の首都ジュネーヴはスイス第4の都市で,1536年カルヴァンがきて活躍してから,プロテスタントの有力な根拠地となった。1798年フランスに併合されたが,ナポレオンの失脚後独立を回復,1815年スイス連邦に加入した。20世紀に入ってからは国際連盟本部が置かれたほか,外交上の主要な舞台となっている。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ジュネーヴ」の解説

ジュネーヴ
Genève

スイス最西端,ジュネーヴ(レマン)湖の湖水ローヌ川に流出する所に位置する都市
16世紀にカルヴァンの宗教改革の中心地であったことから,「プロテスタントのローマ」と呼ばれ,現在でも新教が強い。これまで重要な国際会議が何度も開かれたほか,1864年の赤十字国際委員会の本部創設以来,国際連盟本部(1920〜46),国際連合ヨーロッパ事務局や国際労働機関(ILO)・世界保健機関(WHO)・国際電気通信連合(ITU)・万国郵便連合UPU)などの本部が置かれている。

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