国道二三九号(読み)こくどうにひやくさんじゆうきゆうごう

日本歴史地名大系 「国道二三九号」の解説

国道二三九号
こくどうにひやくさんじゆうきゆうごう

北海道北部を横断する一般国道。網走大曲おおまがり一丁目を起点とし、オホーツク海岸を北上、紋別郡興部おこつぺ町で内陸に入り、北見山地天北てんぽく峠を越えて名寄市に達し、そこから南下して士別市に至って西に向かい、天塩山地霧立きりたち峠を越えて苫前とままえ苫前町字上平うえひらの苫前橋のたもとに出、日本海岸を南下し、留萌市元川もとかわ町一丁目を終点とする。日本海岸とオホーツク海岸を横断するが、網走―興部間は国道二三八号、名寄―士別間は国道四〇号、苫前―留萌間は国道二三二号と重複し、実延長は一四九・四キロ。オホーツク海沿岸の興部村(現興部町)と内陸部の上川郡上名寄村を結ぶ道路は、明治三〇年代にこの地方の開拓が本格化するにつれて建設運動が高まり、同四一年(一九〇八)に完成、仮定県道に指定された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android