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国際デジタル出版フォーラム こくさいでじたるしゅっぱんふぉーらむInternational Digital Publishing Forum

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知恵蔵の解説

国際デジタル出版フォーラム

米国で電子書籍の標準化を進めている団体(IDPF:International Digital Publishing Forum)。前身はOeBF(Open eBook Forum)である。IDPFの本部は米国シアトルにあり、アドビ(Adobe Systems)社の電子出版事業部門担当ゼネラルマネージャーだったビル・マッコイ(Bill McCoy)氏が、エクゼクティブディレクターを務める。IDPFには、アドビ、アマゾングーグルマイクロソフトノキアソニーなど世界各国の大手企業が加盟しており、2010年には、凸版印刷大日本印刷といった日本の大手印刷会社が新規加盟した。2011年2月時点では、227社が加盟している。
IDPFが策定した電子書籍用のファイル規格で、電子出版(Electronic Publication)に由来する名称の「EPUB」は、仕様が公開されていて、かつフリーで利用できるのが特徴。EPUBは、アップル社の閲覧ソフトiBooks」や、グーグルの書籍全文検索サービスGoogle Books」の他、ソニーの電子書籍リーダーReader」などで採用されており、欧米では、事実上の標準となっている。
日本国内では、縦書きやルビにも対応しているボイジャーの「.book」や、シャープの「XMDF」といったフォーマットが古くからの標準規格となっているが、EPUBの新バージョンEPUB3が、縦書きやルビにも対応し、ソニーや楽天の配信サービスでEPUB3を採用する方針を決めていることなどから、今後、EPUB3が、電子書籍サービスや出版ビジネスに変革を起こす可能性がある。

(横田一輝  ICTディレクター / 2011年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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