国際放送機構(読み)こくさいほうそうきこう(その他表記)Organisation Internationale de Radiodiffusion et Télévision

日本大百科全書(ニッポニカ) 「国際放送機構」の意味・わかりやすい解説

国際放送機構
こくさいほうそうきこう
Organisation Internationale de Radiodiffusion et Télévision

略称OIRT。ヨーロッパの社会主義諸国を中心とした国際放送組織。1946年に発足した当初ラジオのみであったためOIRと称していた。49年、本部ベルギーブリュッセルからチェコスロバキアプラハに移され、さらに59年OIRTと改称。目的は情報の交換放送技術研究などで、国際中継組織としてインタービジョンをもっていた。1993年、ヨーロッパ放送連合に吸収された。

[田村穣生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の国際放送機構の言及

【放送局】より

…1950年2月発足。93年,東欧諸国を中心とする社会主義諸国の放送連合となっていたOIRT(国際放送機構)を吸収,現在ヨーロッパ唯一の放送連合である。目的は会員の利益保護,情報交換ほか。…

※「国際放送機構」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む