国高山古墳(読み)くにたかやまこふん

日本歴史地名大系 「国高山古墳」の解説

国高山古墳
くにたかやまこふん

[現在地名]阿南市内原町 成松

津峰つのみね山塊の南西部尾根上、東福とうふく寺裏山の国高山(四八・五メートル)にある県南部唯一の前方後円墳。昭和三八年(一九六三)に主体部の発掘調査が行われ、同五七年に墳丘部を中心とした発掘調査が実施されている。墳丘は北西南東主軸で、西方桑野くわの川によって形成された平野部からたちばな湾へと抜ける谷筋に並行する形で築成されている。全長五〇メートル、後円部の東西径二二メートル・南北径二二メートル、前方部の長さ二八メートル・幅一八メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android