園之町(読み)そののちよう

日本歴史地名大系 「園之町」の解説

園之町
そののちよう

[現在地名]八幡市八幡〈源氏垣外・園内〉

山路やまじ森之もりの町の南に位置し、法園ほうおん寺門前より春日かすが神社前までの東西一六〇間の町並。園町とも記す。法園寺の門前町として開けた。東の放生ほうじよう川に架かる園口そのぐち石橋から川口かわぐち郷へ続く道がある。

慶長五年指出帳(「石清水八幡宮史」所引)によれば、石清水いわしみず八幡宮社士に林姓を名乗る者七名、小谷姓三名、その他三名を数える。同帳はまた地子負担の町家二二軒と記す。

法園寺(別称園寺)の東を園殿口そのどのくちあるいは園寺口そのでらくちと称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android