土井古賀村
どいこがむら
現久保田町の北東部に位置する。
正保絵図に村名がみえる。土井(居)は堤防、古賀は「空閑」と同様新開地を意味する。嘉瀬川下流部の堤防沿いの新開地であることから名付けられたと考えられる。
かつては当村の東を嘉瀬川が蛇行していた。「疏導要書」によれば、嘉瀬・久保田の土井筋に決壊の憂いあり、直江にするため久保田村境の曲りは享保一五年(一七三〇)に堀切になり、麦新ヶ江の曲りは寛延三年(一七五〇)に掘り切られた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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