土佐古代塗(読み)とさこだいぬり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「土佐古代塗」の解説

土佐古代塗[漆工]
とさこだいぬり

四国地方高知県地域ブランド
高知市で製作されている。明治時代初期に始まった。表面には鮫肌といわれるざらつきがあり、この鮫肌が木を覆って土佐古代塗の特徴である丈夫さをつくりだす。通常漆器下地は漆に砥粉や糊をあわせてつくるが、古代塗では漆のみを厚めに塗り乾かないうちに地の粉をまく蒔地法を取り入れている。重厚感があり、使い込むほどに味わいの出る漆器。高知県伝統的特産品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android