土佐古代塗(読み)とさこだいぬり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「土佐古代塗」の解説

土佐古代塗[漆工]
とさこだいぬり

四国地方高知県地域ブランド
高知市で製作されている。明治時代初期に始まった。表面には鮫肌といわれるざらつきがあり、この鮫肌が木を覆って土佐古代塗の特徴である丈夫さをつくりだす。通常漆器下地は漆に砥粉や糊をあわせてつくるが、古代塗では漆のみを厚めに塗り乾かないうちに地の粉をまく蒔地法を取り入れている。重厚感があり、使い込むほどに味わいの出る漆器。高知県伝統的特産品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android