土佐国古文叢(読み)とさのくにこぶんそう

日本歴史地名大系 「土佐国古文叢」の解説

土佐国古文叢(古文叢)
とさのくにこぶんそう

三〇巻 武藤平道編

成立 文化八年

写本 東京大学史料編纂所・成簣堂文庫

解説 一連の「蠧簡集」の各書を踏まえて漏れた史料を集め、流布本伝写の誤りを正す意図をもって編纂され、「蠧簡集」各書と重複する史料も多い。凡例の最初に「凡此書ハ神社の棟札仏寺磬鐘諸経の奥書、戦場の感状、田畠坪付、諸家の譲状等、天平勝宝四年より慶長五年に至りて凡八百年が間の古文を集む。慶長五年に止る事ハ長宗我部氏の治国を限るが故也」と記される。

活字本高知県史」古代中世史料編

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android