伝写(読み)デンシャ

デジタル大辞泉 「伝写」の意味・読み・例文・類語

でん‐しゃ【伝写】

[名](スル)写し取って次から次へと伝えること。また、写し取ったものをさらに転写すること。また、その写し。
「蘭学社会唯一の宝書と崇められ、夫れを日本人が―して」〈福沢福翁自伝

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精選版 日本国語大辞典 「伝写」の意味・読み・例文・類語

でん‐しゃ【伝写】

  1. 〘 名詞 〙 次から次へと伝えて写すこと。順々に写し伝えること。また、写したものをさらに転写すること。またうつし。
    1. [初出の実例]「経論聖教のやけたるは、是をかくに伝写の結縁あり」(出典:御伽草子・秋の夜の長物語(南北朝))
    2. [その他の文献]〔晉書‐左思伝〕

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普及版 字通 「伝写」の読み・字形・画数・意味

【伝写】でんしや

写し伝える。〔晋書、左思伝〕(三の賦成る)司見てじて曰く、班(固)・張(衡)のなりと。~是(ここ)に於て、豪富の家競ひて相ひ傳寫し、洛陽之れが爲に紙貴(たか)し。

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