コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

土地債務 とちさいむGrundschuld

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

土地債務
とちさいむ
Grundschuld

土地から一定金額の支払いを受けうるドイツ民法上の物権 (1191条1項) 。土地債務は,抵当権と異なり,債権の存在を前提としないから,贈与あるいは代物弁済のために設定することも可能である。また,債権担保のために設定された場合に,債権が弁済によって消滅しても土地債務は影響を受けることなく,土地所有者は不当利得を理由に土地債務の返還を請求しうるにすぎない。土地債務についても催告弁済期などの概念が用いられるが,これらは債権法上のそれとは異なる。土地債務の催告とは,支払いをしなければ強制執行する旨の通知であり,弁済期とは,強制執行をなしうる期日を意味する。ドイツ民法が土地債務の制度を認めた実益は,それによって所有者土地債務を認める可能性を与えたことにある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

土地債務の関連キーワードレンテンマルク

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android