土堂町
つちどうちよう
[現在地名]尾道市土堂一―二丁目・東土堂町・西土堂町
尾道町を構成する三町の一。町の西部を占め、町の東端は天寧寺大門および浜小路の西側の町並を構成。持光寺川を挟んで西は後地村。「芸藩通志」によると、町の長さ五町六間半。もとこの地に辻堂があり、辻堂と称したが、のち転訛したという。町を中分して東土堂町・西土堂町と称する。また舎人親王を祀る荒神祠があるため、御所町とも称すると伝える。「尾道志稿」の戸数一千五八。
文政四年(一八二一)の尾道町絵図(尾道市立図書館蔵)によると町の中央を東西に通る本町筋(山陽道)に沿って、東から東土堂町・西土堂町・東渡場町・西渡場町・漁師町・今町がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 