土居香国(読み)ドイ コウコク

20世紀日本人名事典 「土居香国」の解説

土居 香国
ドイ コウコク

明治・大正期の漢詩人



生年
嘉永3年8月18日(1850年)

没年
大正10(1921)年12月13日

出生地
土佐国高岡郡佐川(高知県)

別名
名=通予,字=子順,通称=寅五郎,別号=払珊釣者

経歴
官吏となり諸職を経て、名古屋、金沢、東京の郵便電信局長などを務めた。各任地での詩文人と交流し詩名を高め、のち随鷗吟社に参加、やがて森槐南のあと社務をとった。編著に「白洋詩濤」「海南義烈伝」「氷海晴雨」など、著書に「仙寿山房詩文鈔」(全6巻)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土居香国」の解説

土居香国 どい-こうこく

1850-1921 明治-大正時代の漢詩人。
嘉永(かえい)3年8月18日生まれ。逓信省にはいり,東京郵便電信局長などをつとめる。森槐南(かいなん)のあとをうけて随鴎吟社を主宰,雑誌「随鴎集」を編集した。大正10年12月13日死去。72歳。土佐(高知県)出身本姓越智。名は通予。字(あざな)は子順。通称は莞爾,竜輔。作品に「仙寿山房詩文鈔」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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