土庇(読み)ツチビサシ

デジタル大辞泉 「土庇」の意味・読み・例文・類語

つち‐びさし【土×庇/土×廂】

数寄屋造りなどで、地面に柱を立て、深く張り出させた庇。どびさし。

ど‐びさし【土×庇/土×廂】

つちびさし」に同じ。

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「土庇」の意味・読み・例文・類語

つち‐びさし【土庇・土廂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つちひさし」とも ) 下が土間になっている庇。どびさし。
    1. [初出の実例]「無酒部幄、只南土庇立其具」(出典長秋記‐元永二年(1119)一一月五日)

ど‐びさし【土庇・土廂】

  1. 〘 名詞 〙 地面に立てた柱の上に大きく張り出した庇。つちびさし。
    1. [初出の実例]「土庇(ドビサシ)が深くなってゐる六畳の茶の間」(出典:塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝一六)

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