土浜ヤーヤ遺跡(読み)つちはまやーやいせき

日本歴史地名大系 「土浜ヤーヤ遺跡」の解説

土浜ヤーヤ遺跡
つちはまやーやいせき

[現在地名]笠利町平 土浜ヤーヤ

標高一六―一八メートルの海岸段丘上に立地、ヤーヤ洞穴遺跡に隣接する。昭和六一年(一九八六)に発掘調査。奄美地方でマージとよばれる赤褐色粘質土層の上に堆積した姶良カルデラ起源のAT火山灰(約二万四千年―二万二千年前)の下位より、研磨痕や形態から磨製石斧と推定される石器剥片砕片などが出土した。剥離痕などの観察結果により遺跡周辺で製作されたと推定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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