土焼(読み)ドヤキ

デジタル大辞泉 「土焼」の意味・読み・例文・類語

ど‐やき【土焼(き)】

素地きじに吸水性のある土器陶器石焼きに対する語。つちやき。

つち‐やき【土焼(き)】

どやき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「土焼」の意味・読み・例文・類語

ど‐やき【土焼】

  1. 〘 名詞 〙(うわぐすり)をかけないで低い熱で焼いた土器。かわらけ、ほうろくの類。また、素焼き。つちやき。
    1. [初出の実例]「客の前に据ゑたる土やきの盃あり」(出典:うたかたの記(1890)〈森鴎外〉上)

つち‐やき【土焼】

  1. 〘 名詞 〙 素地ガラス化が進んでいない焼物。素地に吸水性のある土器・陶器を含む。どやき。
    1. [初出の実例]「土焼の利休の前へ柚みそ哉」(出典:俳諧・七番日記‐文化一一年(1814)一〇月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android