土用鰻(読み)ドヨウウナギ

デジタル大辞泉 「土用鰻」の意味・読み・例文・類語

どよう‐うなぎ【土用×鰻】

夏の土用うしの日に食べる鰻。滋養があって、夏負けしないとされる。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「土用鰻」の意味・読み・例文・類語

どよう‐うなぎ【土用鰻】

  1. 〘 名詞 〙 夏の土用の丑の日に食べる鰻。滋養があり、夏負けしないという。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「俺ア土用鰻を食ひそくなったから」(出典:人情本・娘消息(1834‐39)初)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「土用鰻」の解説

どよううなぎ【土用鰻】

夏の土用の丑(うし)の日にうなぎを食べること。また、そのうなぎ。◇江戸時代中期、夏に暑くて売り上げ不振のうなぎ屋から相談を受けた平賀源内が、丑の日に「う」のつく食べ物を食べると体によいという伝承を利用して「本日土用の丑の日」と書いて店先にはり紙をしたところ、大繁盛したことから、一般に定着したという話が、青山白峰の随筆『明和誌』(1822年)に収められている。「土用」は立春立夏立秋立冬の前の各18日ほどの期間。特に立秋前の夏の土用をいい、7月下旬~8月7日頃。

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