立夏(読み)りっか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

二十四節気の一つ。立を迎えて夏の季節が始るとした。太陰太陽暦の四月節 (4月前半) のことで,太陽の黄経が 45°に達した日 (太陽暦の5月5日か6日) に始り小満 (太陽の黄経が 60°,5月 21日か 22日) の前日までの約 15日間であるが,現行暦ではこの期間の第1日目をさす。その頃はいわゆる「目に青葉山ほととぎす」の時期で,昔中国ではこれをさらに5日を一候とする三候 (螻かく,蚯蚓出,王瓜生) に区分した。それは,青がえる (螻かく) が鳴き,みみずがはい出し,からすうりができる時期の意味である。

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日本文化いろは事典の解説

5月6日頃 立夏は夏が始まる日です。この時期は大地で覆われ木々がってきます。 カレンダーには「夏が立つ」などと記載されてる場合もあります。これは、簡単に言うと「夏がきたよ」という意味です。立夏の頃(ちょうどGW〔ゴールデンウィーク〕頃ですね)は気持ちの良い風が吹き、晴天が続くので外に出ることが楽しみな時期でもあります。

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世界大百科事典 第2版の解説

二十四節気の一つで暦法上では4月節といい,七十二候では〈蛙始めて鳴く〉候に当たる。現在では太陽が視黄経45゜にあるときと定義されていて5月5~6日ころになるが,旧暦の日付では3月15日~4月15日の間のどこかになる。その時代には4月を孟夏といい4~6月を夏としていたが,詩歌では立夏の日からを夏と扱っており,ほととぎすが忍び音で鳴くころを迎えたのである。【内田 正男】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中国・日本の太陰太陽暦法の二十四節気の一つ。陰暦4月節で夏の始まり。太陽の視黄経が45度に達するときで、現行暦の5月6日ごろにあたる。

[渡辺敏夫・根本順吉]

気象

5月のゴールデン・ウィークの締めくくりにあたるころで、夏に入るといっても、日本では盛夏期に入る前に梅雨期があるため、このころの天気はそのまま盛夏期の晴天につながるわけではない。北海道方面ではサクラの満開の季節である。夏の季語。

[渡辺敏夫・根本順吉]

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 二十四節気の一つ。太陽の黄経が四五度の時をいう。新暦五月五日頃にあたり、昔の中国と日本ではこの日から夏になるとした。《季・夏》
※延喜式(927)一六「起立夏五日十二日 日出卯一刻五分日入酉四刻五分」 〔名語記(1275)〕 〔礼記‐月令〕

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