土田新村(読み)つちだしんむら

日本歴史地名大系 「土田新村」の解説

土田新村
つちだしんむら

[現在地名]福岡町荒屋敷あらやしき

荒屋敷村の北、小矢部おやべ川両岸の低平地に立地。土屋つちや村と下向田しもむくた村の畑直高二〇石と新開高五〇石とで元禄二年(一六八九)村立てされた(「土田新村村名高付達状」荒屋敷区有文書)。村名は土屋・下向田両村から一字ずつとったという。新開高は元禄三年に三一石余、同一三年に一八石余(「五位組新開所覚」杉野家文書)。宝永年間(一七〇四―一一)には計六九石余(「宝永覚帳」同文書)。しかしこれらは荒廃地の開拓のため年貢免除で(「村々新開高書上帳」同文書)金屋本江かなやほんごう(現小矢部市)大滝おおたき村の支配を受け、人家はなかった(元禄一四年「村名由来記」川合家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android