化学辞典 第2版 「圧力スイング法」の解説
圧力スイング法
アツリョクスイングホウ
pressure swing adsorption
略称PSA.代表的な吸着分離法の一つ.加圧または常圧下で特定のガスを吸着剤に吸着させ,吸着されない成分を除いた後に,減圧して吸着ガスを脱離させる吸着分離方法.脱離手段として温度差を利用する方法(温度スイング吸着:thermal swing adsorption;TSA)もあるが,サイクルタイムを短くできることから,酸素-窒素の分離,水素精製など実用上はPSA法が普及している.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報