吸着分離(読み)キュウチャクブンリ

化学辞典 第2版 「吸着分離」の解説

吸着分離
キュウチャクブンリ
adsorption separation

気体や液体中のある特定の成分を多孔質固体(吸着剤)に吸着させて,その成分の分離,濃縮,除去,回収などを行う方法.蒸留,吸収,抽出などの分離法と比較して,一般に微量成分の分離に適している.吸着現象には,ファンデルワールス力による弱い物理吸着と,化学結合を伴う強い化学吸着があり,後者の化学吸着では,使用済みの吸着剤が再生困難な場合が多く,この場合は使い捨てにされる.一方,前者の物理吸着を利用した分離法では,吸着時とは温度や圧力を変化させることにより,吸着した物質を脱離して吸着剤を再生することで,繰り返し使用が可能になる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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