在自郷(読み)あらじごう

日本歴史地名大系 「在自郷」の解説

在自郷
あらじごう

現在自に比定される中世の郷。正嘉元年(一二五七)三月五日、宗像社領三ヵ所(在自・宮地・鞍手)について大宮司宗像氏業から幕府に申状が提出されたが、幕府は関与するところではないから本所に触れてその沙汰を請うべしとした(「関東御教書案」宗像大社所蔵文書/鎌倉遺文一一)。弘長元年(一二六一)七月二日預所橘知茂は大宮司宗像長氏に宛て、社領「在自」など三ヵ所を旧例と関東御教書の旨により宗像社に去渡した(「預所備中守橘知茂奉書写」同文書/鎌倉遺文一二)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android