在郷小綱木村
ざいごうこつなぎむら
[現在地名]川俣町小綱木
広瀬川支流の高根川・長滝川流域に位置し、北は在飯坂村・町小綱木村。在小綱木村とも称した。丘陵状を呈し、長滝川が北流し、西流する高根川に沿って中村(現相馬市)に至る街道が東西に走り、河川・街道沿線に集落が形成される。寛文一三年(一六七三)小綱木村が当村と町小綱木村・新田小綱木村に分村して成立。さらに元文元年(一七三六)当村を小分して本帳と別帳に分れ、本帳は地味・気候がよく耕地の多い北西部で、別帳は高冷地の山間部である(信達二郡村誌)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 