最新 地学事典 「地下水賦存量」の解説
ちかすいふそんりょう
地下水賦存量
recharge storage
地下に存在し,かつ安全に利用できる水量。自然条件下では,かん養域から地下水盆内に流動する量に等しい。揚水のある地下水盆内では,低下した水位に応じて水収支の均衡が図られるため,地下水盆内に流動する量は増加する。地下水賦存量をそのまま地下水採取可能量と取り違えてしまうとさまざまな地下水障害を引き起こすことになる。誤解を避けるためには,地下水利用を考えるうえでは許容揚水量あるいは適正揚水量を用いることが望ましい。地層間隙中に存在する地下水の総量は,地下水利用と直接関係しない。
執筆者:平山 利晶・柴崎 達雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

