地主権現(読み)ジシュゴンゲン

デジタル大辞泉 「地主権現」の意味・読み・例文・類語

じしゅ‐ごんげん〔ヂシユ‐〕【地主権現】

寺院境内地主じしゅを祭った社。中世以後、京都東山の清水寺のものをさすことが多い。→地主2

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精選版 日本国語大辞典 「地主権現」の意味・読み・例文・類語

じしゅ‐ごんげんヂシュ‥【地主権現】

  1. 〘 名詞 〙 寺院の境内で、その寺院の守護神としてまつってある神社。また、その祭神。特に、中世以後、京都東山の清水寺のものをさすことが多く、桜の名所としても広く全国的に名高い。じしゅ。
    1. [初出の実例]「地主こんけんの申せとさぶらふは」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)五)

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