地図表現(読み)ちずひょうげん(その他表記)cartographic representation (generalization)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地図表現」の意味・わかりやすい解説

地図表現
ちずひょうげん
cartographic representation (generalization)

地図の形による地上,他の天体,または宇宙についての景観や環境の情報の表現方法。地図表現の最大の特色は対象を記号化してある事象を表わすことで,普通は記号の形状や大きさ,線の太さ,配色,それらの適用仕方などを定めた図式と,縮尺に応じた取捨選択基準,真位置に表現不能な場合の転位の方法などを一貫させる図式適用の方式を設定する。多色刷り地図となると表現する内容をより豊かにできるが,色彩効果のあり方,記号や文字との関係について,表現法はさらに複雑で多様になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android