配色(読み)ハイショク

デジタル大辞泉 「配色」の意味・読み・例文・類語

はい‐しょく【配色】

[名](スル)2種以上の色を取り合わせること。また、取り合わせた色合い
[類語]彩色色合い色調色彩トーン色相色目彩り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「配色」の意味・読み・例文・類語

はい‐しょく【配色】

  1. 〘 名詞 〙 色彩の配合。また、配合した色あい。色のとりあわせ。
    1. [初出の実例]「錦手の対の大花瓶、配色麗しい挿花と艷を競って」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「配色」の意味・わかりやすい解説

配色
はいしょく

二色以上の色の組合せをいう。色は配色によって美しく生かされる。配色が快い感じを与えるとき調和しているといい、逆に不快な感じを与えるとき不調和という。この快・不快の感情には、客観的な基準があるわけではなく、本来は主観的な価値感に基づくものである。とはいえ、よい配色は、多くの人に支持されなければならない。その意味では客観性が要求される。色の調和には、決まった法則があるわけではないが、配色のなかで統一と変化要素がほどよくバランスがとれていることがなによりも重要である。

[雨宮政次]

『渋川育由・高橋ユミ編『配色事典』1・2(1983~84・河出書房新社)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android