日本大百科全書(ニッポニカ)「配色」の解説
配色
はいしょく
二色以上の色の組合せをいう。色は配色によって美しく生かされる。配色が快い感じを与えるとき調和しているといい、逆に不快な感じを与えるとき不調和という。この快・不快の感情には、客観的な基準があるわけではなく、本来は主観的な価値感に基づくものである。とはいえ、よい配色は、多くの人に支持されなければならない。その意味では客観性が要求される。色の調和には、決まった法則があるわけではないが、配色のなかで統一と変化の要素がほどよくバランスがとれていることがなによりも重要である。
[雨宮政次]
『渋川育由・高橋ユミ編『配色事典』1・2(1983~84・河出書房新社)』
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