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地域保健 ちいきほけんcommunity health

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地域保健
ちいきほけん
community health

地域社会で展開される保健活動のこと。地域社会は居住を中心とした社会集団であり,保健とは予防,治療,リハビリテーションを包括した意味である。つまり,公衆衛生と臨床医学活動が地域において合体するところに地域保健の概念が成立する。地域保健活動は,地域生活共同体の自発的,自主的な活動と行政機能によって構成され,地域社会の変化に対応することが要求される。なお地域保健対策とは,地域がもつ各種の保健上の問題を解決していくことをいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の地域保健の言及

【医者】より

… このように患者や国民にとって,さらに医者自身にとっても不安と不満が高まるなかで,1970年ころから,新しい形の医療モデルと,そこで中心的な役割を果たす医者のモデルとが台頭しつつある。前者は包括医療とか地域保健,あるいはプライマリー・ヘルス・ケアprimary health careという言葉で呼ばれるが,地域を限定し,そのなかで,一貫性・総合性・継続性そして責任をもつ保健医療システムであり(地域医療),後者はプライマリー・フィジシャンprimary physicianと呼ばれる。これについては,まだ広く合意を得ている訳語はないが,プライマリーとは第一線,初期,第一級などの意味である。…

【産業衛生】より

…1972年制定の労働安全衛生法に基づく〈快適職場環境形成〉についての国の指針(1996年)は,こうした方向を促進するものである。
[産業衛生と地域保健]
 産業活動が立地条件によって,地域の生活環境に重大な影響を与え,自然の破壊を招くようになったのは,20世紀後半である。とくに,都市とその周辺に立地を求めて産業が大規模な活動を展開するようになってからは様相が一変した。…

【地域医療】より

…地域医療の概念を最初に提唱したのは1920年のイギリスのドーソン報告であり,日本で地域医療論の端緒を開いたのは,地域医療を包括医療としてとらえ,その基盤整備の提案を行った日本医師会の地域医療検討委員会の答申(1972)である。地域医療community medicineは,地域保健community healthということばとほぼ同義にとらえられており,これらに共通するのは予防からリハビリテーションまで健康のあらゆる側面を含んだ包括的医療として医療活動をとらえようとし,とくに保健活動を積極的に評価する点である。こうした医療の再組織化が地域医療という視点からなされるようになった背景には,医療が疾病という一断面でのみ人間とかかわりをもつのではなく,その出生から死に至るライフサイクルにおいて予防からリハビリテーションまでのすべてにかかわるべきであり,そうした包括的な医療は個人だけでなく地域住民を対象として行われてはじめて効果を発揮する,という認識がある。…

※「地域保健」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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