百科事典マイペディア 「地域経済統合」の意味・わかりやすい解説 地域経済統合【ちいきけいざいとうごう】 近隣の複数国の経済を統合して共通の経済政策によって運営しようというもの。域内では自由貿易,域外に対しては保護貿易になりやすいため,GATTでは条件付きで認めていた。経済統合は(1)自由貿易協定,(2)関税同盟,(3)共同市場,(4)経済同盟,(5)完全な統合,の5段階に区分される。ヨーロッパのEC統合,EU(ヨーロッパ連合)の成功が引金となり,各地域で議論されはじめたもの。米国,カナダ,メキシコ3国のNAFTA(北米自由貿易協定)などもその好例である。拡大経済圏が周辺諸国を巻き込んでより開放経済をめざす傾向にもつながっている。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by