すべて 

地張(読み)じばり

精選版 日本国語大辞典 「地張」の意味・読み・例文・類語

じ‐ばりヂ‥【地張】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 布に水を引いて伸子張りをして、布地しわを伸ばして、幅や形を整えること。水張り。
  3. 「じばりキセル(地張━)」の略。
    1. [初出の実例]「此くるわにたてひきありて、きせる方にはぢばりの介五郎、たばこ方には竜王きつ六」(出典:黄表紙・煙草恋中立(1751‐64))
  4. ふすま・壁・天井などで、その下地に張ること。下張り。
    1. [初出の実例]「地貼りを終えたら三日間くらいは、ゆっくり乾ききるのを待たなくてはならない」(出典:壁紙を貼る女(1970)〈大原富枝〉)

じ‐ばいヂ‥【地張】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じばり(地張)」の変化した語 ) 捺染板の両面姫糊(ひめのり)をつけてかわかし、その上に水、または薄くとかした姫糊を刷毛でひき、布をその上にしわのないように張りつけること。また、そのもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む