最新 地学事典 「地殻の化学組成」の解説
ちかくのかがくそせい
地殻の化学組成
chemical composition of crust
地殻での元素の平均含有量は,多い順にO>Si>Al>Fe>Ca等。元素の宇宙存在度と異なる順序は地球の形成と地殻の分化過程の反映。F.W.Clarke et al.(1924)による算出の試みをたたえ,クラーク数とも呼ばれる。以来,S.R.Taylor et al.(1985)などにより数値は与えられているものの,地殻の構成が明らかでないことと各元素ごとに分析試料がまちまちなため,モデルによる細かい数値の異同がある。これらの曖昧さを除き,地殻表層部の化学組成を系統的な試料の統一分析により求める試みもなされている(地質調査所,1995)。
執筆者:田中 剛
参照項目:元素の存在度
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

