最新 地学事典 「地熱流体」の解説
ちねつりゅうたい
地熱流体
geothermal fluid
地下に存存する熱水および蒸気。地熱熱水とも。その熱は発電,地域暖房などに利用される。従来の発電技術で経済性が良いのは200℃以上のものであったが,バイナリー発電技術の発達により沸点をやや超える程度でも発電に使われる場合がある。その状態は液体・蒸気あるいはそれらの混合物であり,NaCl,SO4などの塩類やCO2,H2S,H2などのガスを含有する。液性は酸性~中性を示し,中性の地熱流体は,緑泥石・雲母などの変質鉱物と化学平衡に近いことが多い。
執筆者:竹野 直人・安川 香澄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

