地熱開発(読み)ちねつかいはつ(その他表記)geothermal exploitation

最新 地学事典 「地熱開発」の解説

ちねつかいはつ
地熱開発

geothermal exploitation

地殻内部に存在する高温の熱を,蒸気熱水の形で取り出してエネルギー資源として利用するために開発すること。利用は資源温度により異なり,通常200℃以上の高温では蒸気利用発電,150~200℃の中・高温では熱水利用発電(バイナリーサイクル発電)などの地熱発電に利用され,開発の対象は火山周辺の高温地熱地帯に限定される。150℃以下の中・低温熱水は温室養魚・乾燥・暖房・温泉・道路融雪などに直接利用され,開発の対象は火山周辺から火山活動のみられない地域にまで及ぶ。近年では100℃程度の沸騰源泉を小規模な低温バイナリー発電に利用する,いわゆる温泉発電も行われている。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 安川 金原

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地熱開発」の意味・わかりやすい解説

地熱開発
ちねつかいはつ
geothermal exploitation

地下から上昇してくる高温の地熱を探査し,エネルギー資源として開発すること。そのためにまず地熱探査を行うが,候補地としては高熱の蒸気源があることと,この上をおおう不透水層がある場所ほど有望で,開発のために地質調査ほかに,地震重力電気磁気探査を併用する。そのようにして開発された地熱は発電のほかに農業,暖房,工・鉱業などに利用される。温泉開発も地熱開発の例といえる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む