岩石学辞典 「地球化学的濃集」の解説 地球化学的濃集 花崗岩化作用の影響を受けた地域で,ある成分が母岩あるいは隣接する花崗岩に存在する量以上に増加すること[Reynolds : 1946, Tomkeieff : 1983].広義の変成作用によって,岩石の一部に平均量以上の元素の濃集が起こることで,化学組成の異なる岩石間の元素の界面拡散,液体を通しての拡散が行われる場合に,中間に形成される岩石は二種の岩石の中間的な組成を持つのではなく,拡散交代作用あるいは浸透交代作用によって不連続な化学組成を持つ反応帯ができる.特に反応帯での微量元素の量の著しい濃縮が起こることがある[片山ほか : 1970]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
法則の辞典 「地球化学的濃集」の解説 地球化学的濃集【geochemical culmination】 広義の変成作用によって,岩石の一部に平均量以上の元素の濃集が起こること. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報